日本の不動産契約は特殊ですね
今日は英語のレッスンでした。
日常会話の練習や発音練習をした後は、
ちょっと変わった指導をしてもらっています。
どういうことかというと、不動産の賃貸借契約において
宅建士が行うことが義務付けられている重要事項説明の
英訳と説明方法を指導してもらっているのです。
これは私にとっての1つのステップで、この課題をクリア
できたら、相続の用語などを教わりたいと考えています。
それにしても、日本の賃貸借契約は、海外(英語圏?)の
感覚からすると変わっているというか理解されにくい点が
多々あります。
たとえば、日本では入居者が家主に対して入居契約時に
敷金・礼金を支払うのが一般的です。敷金は退去後に精算
しますが、礼金は家主が懐に入れるので返金はされません。
そもそも礼金には深い意味はなく、昔は敷金として家賃
3~4ヶ月分を受け取っていたものが、最近は1か月分程度
になってしまったので、家主のために礼金という名目で
お金を収受するシステムを考え出したのではないかと
私は考えています。
そのような習慣は日本だけのものなので、説明は難しい。
敷金は「deposit」で通じますが、「礼金」は?
「fee」だと「rent fee」と混同されるし・・・
「gift」だと、なぜgiveするのか?という疑問が湧くし(笑)
英語には存在しない概念を説明できるようになったら、
面白いだろうなあ。
単に言葉の違いというよりは、文化や考え方、感じ方の
違いだと思うので、ますます興味が湧きます。