元少年Aの出版について
神戸で起きた衝撃的なあの事件の犯人である
元少年Aが本を出版し賛否両論が出ていますね。
犯行のあった友が丘で、幼稚園から中学2年まで
暮らした私の、あくまでも個人的な感想ですが、
加害者が顔も実名も出さずに守られた場所にいながら、
自分の体験談を美化しているのかどうか読んでないので
わかりませんが、たとえ美化してないとしても、
自己救済と称して遺族を傷つけるのはやめて欲しい。
元少年Aも苦しんだかもしれませんが、そうだとしても、
救済されなくてはいけないのはやはり遺族であって、
遺族を苦しめてまで自分を救済するのはおかしいでしょう。
これは公共の福祉に反する、と私は思います。
アマゾンで検索したら1000を超える★1つのレビュー。
アマゾンではこの本の新刊の販売はしていません。
★1つの多くは購入者や読者ではなく、どうやら
抗議の意思表明をしている人たちのようでした。
『透明な存在の不透明な悪意』こちらをお勧めします。
1997年に刊行されたもので、なぜあのような事件が
あの場所で起きたのか、調査し、考察されています。
犯行現場となったタンク山は、小学校時代、友だちと
探検ごっこをした懐かしい思い出の場所でしたが、
今は悲しい場所になってしまいました。
土師淳くんのご冥福をお祈りします。
ご遺族の心が救われますように。
合掌。