相続士、はじまりのはじまり。

相続士の仕事はじめました。日々の仕事、出来事、雑感を書いています。

エンディングノートのレビューをはじめます。

フェイスブックで毎朝9時にエンディングノート

紹介していっているのですが、それが今朝100日目に

なりまして。ちょっと嬉しくなってしまった。

 

自分の中で「よくやった私!」と自己満足してるだけ

なんですけど、せっかくだからこれを機に、なにか

記念になることをやってみよう!と思い立ったわけで。

 

第1弾として、湯布院で、

9月にエンディングノートカフェを開催します。

 

会場は、いつも相談会でお世話になっている口福屋さん。

日程その他は調整中ですが、決まったらお知らせします。

ムフフ。楽しみ楽しみ。

 

そして第2弾は!

 

 

どうしよう・・・考えてなかった・・・どうしよう(汗

ちょっとフライングしてしまったかな、と後悔しつつ、

 

明日からぼちぼちと、エンディングノートを1冊ずつ

取り上げていこうと思います。

エンディングノートの名前

・出版元

・サイズ・重さ・厚さ

・値段

・特徴(良い点、惜しい点など)

・書き方のポイント

 

などをお伝えしていけたらなあと思っています。

こっちも100日続くかしら・・・

 

皆さま、乞うご期待でございます。

 

 

 

 

プーの丘の葡萄がやってきた!

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世の中に「すごい葡萄」というものがあるとしたら、

これがその「すごい葡萄」だと思います。

 

毎年この時期になると、安心院でいろんな葡萄を

無農薬栽培している葡萄農園『プーの丘』から、

2㎏入りの箱を送ってもらいます。

 

『プーの丘』の山下さんは、今から20年ほど前、

大分県宇佐市安心院町(あじむ)に農地を拓き、

無農薬で葡萄の栽培を始めました。

 

安心院は葡萄の産地ですが、

「高温多湿の大分で無農薬で葡萄ができるはずがない」

誰もがそう思ったことでしょう。

 

特に農業のプロから見たら、

素人の無謀な試みに思えたかもしれません。

 

でも10年後には、山下さん夫妻は

ほぼ無農薬での栽培法を確立しておられました。

 

しかも、通常は、ピオーネならピオーネだけを

生産するのが当たり前のやり方ですが、

『プーの丘』では数十種類の葡萄たちが

いろんな色や姿を見せてくれます。

 

名前を聞いたこともない珍しい種類の葡萄が

たくさんぶら下がっているのは壮観です。

 

そして、食べると、すごいんです。

ただ甘いだけでない、生きる力を感じる葡萄です。

(わたしは特に山葡萄系が好きです)

 

今年も『プーの丘』の葡萄を食べられる幸せを

実感しています。

 

エンディングノートの選び方

書店に行くと、最近は必ずと言っていいほど終活・相続・

遺言関係のコーナーがあります。数種類~多いところでは、

数十種類ものエンディングノートが販売されています。

 

タイトルも様々で、『エンディングノート』というストレートな

ものから『終活ノート』、『もしもノート』、『断捨離ノート』、

『よりよく生きるエンディングノート』などなど、ありすぎて

選ぶのに苦労するほどです。

 

選び方について下記に書いてみました。参考にしてくださいね。

 

【選ぶ際のポイント】

  • 表紙の手触り・質感

まずは手に取ってみましょう。

そして、手ざわりや重量感などを確かめてみましょう。

 

表紙の色や模様、表紙に印刷されたタイトルは自分の思いと

合致しているでしょうか?

自分がずっと触っていたいようなものは、愛着が湧き、

ページを開くのが苦にならないものです。

 

  • 書きたい項目が充実しているか

たとえば不動産を複数所有している人なら不動産を書く欄が

たくさんないと困ります。

銀行口座も書く欄が足りなければ意味がありません。

 

もちろん欄外の白いスペースに書いてもかまいませんし、

足りないところは紙を貼って継ぎ足しても良いのですが、

通帳がたくさんあるとわかっている方は、口座を書く欄が

多いエンディングノートを選びましょう。

 

また子どもの頃の思い出や、家族へのメッセージを書く欄が

あるものとないものがあります。文をたくさん書きたい人は

書く欄が多いものを、文章をあまり書きたくない方には、

ポイントを絞ったエンディングノートがおすすめです。

 

時代ごとの写真を貼るページがあるタイプもありますので、

ご自分の好みや目的を思い浮かべながら選ぶと良いでしょう。

 

さらにもう少し詳しく説明しますと、

エンディングノートに書くことは、大きく2つに分類できます。

 

ひとつは、自分の人生にまつわることです。

子どもの頃の想い出や仲の良かった友だち、出生地、命名の由来、

家族や友人に贈る言葉、誰に介護してもらいたいか、終末医療

検体についての希望、葬儀やお骨の取扱いの希望、臨終や葬儀の

際に連絡して欲しい人リストなどを詳しく書いておきましょう。

 

一度書いたら変えられないというものではありませんので、

時々読み返して、気持ちや事情が変わった部分は、どんどん

書き換えて行きましょう。

 

毎年の誕生日やお正月に見直しをするというルールを作り、

恒例行事にすると続きやすいです。

 

もうひとつは、家や資産に関することです。

親戚の連絡先や親族関係図、不動産や銀行口座の情報など、

いざ相続という時に実務的に大変役に立つものです。

 

  • 写真やデータ保管ができるかどうか

CD保管用ポケットや写真貼付ページなどがあると便利です。

CDには、遺影写真用の画像データを保存しておくと、

いざという時、家族があわててアルバムをひっくり返す

ということをせずに済みます。

 

  • ページの開き具合

ページの開き具合は書きやすさにつながりますので重要です。

表紙を開いた時に左右のページが完全に開くタイプでしょうか。

背表紙が固いタイプのものは、

手を放すと勝手にページが閉じてしまったり、

左側のページが書きづらい場合がありますので確認しましょう。

 

  • 紙質・用紙の厚さ

紙質は、ざらっとしているか、ツルツルしているか。

指で触って確かめてください。

厚手の中性紙は、書きやすく長期保存に耐えます。

 

どのような筆記具で書くかにもよりますが、

年に1度は見直して必要に応じて書き直すことを想定して、

画用紙のようにざらざらした紙質のものは、消しゴムで

何度も消しているうちに紙が痛んでしまう恐れがあります。

 

また、あまりにもツルツルして光沢の強い紙だと、

鉛筆やシャープペンシルでは書きにくいかもしれません。

 

また薄すぎる紙のものは破れやすく、

長期使用に耐えられない恐れがあります。

 

エンディングノートは一度書いて終わりではなく、

人生最終日まで付きあう友であり、

残された人が手にするものですから、

できるだけ長い年月に耐えられる材質のものを選びましょう。

 

  • 配色

ざっと見渡すと、ページ全体がブルー系やピンク系で

統一されたものが多いようです。

 

色彩学でいうとブルーは冷静・爽やか・信頼感・食欲減退、

赤は情熱・活力・興奮、

オレンジは陽気・社交的・食欲増進、

黄色は知性・希望・自己アピール、

緑は安らぎ・健康・マイペース、

ピンクは幸せ・思いやり・甘さといった意味を持っています。

 

選ぶ際は基本的に好きな色調のものでよいのですが、

ページ全体がブルー系でまとめられたものは、

書いているうちにだんだん気分が沈んでくるという人もいます。

 

エンディングノートは悲しい気分で書かなければならない

というわけではありません。

書いていてウキウキできそうな色調や、

明るい気分で書けそうな配色のものを選びましょう。

 

  • 値段

数百円~3,000円以上までさまざまありますが、

1,500円前後のものが一番多く流通しています。

金融機関や葬儀社などが無料で配布しているものもあります。

無料のものは資産関係にポイントが絞られているので、

文章をあまり書きたくない方には使いやすいといえるでしょう。

 

  • 決めづらいなあと思ったら・・・

「これ!」というものが見つからない場合は、まずは試しに

無料でもらえるものか、価格の安いノートを購入してみること

をお勧めします。そのノートに一度書いてみましょう。

 

すると、「銀行口座がもっとたくさん書ける方がいいな」

「家族の関係図が欲しいな」と、自分に必要な項目、

重視したいことがらが見えてきます。

 

その上で、自分に合うお気に入りの1冊を選ぶとよいでしょう。

 

エンディングノートを書く目的

 

自治会総会に行ってきました。

今日は地元自治会の年次総会がありました。

父が亡くなってからすっかり失礼をしていましたが、

遅ればせながら今回初めて出席させてもらいました。

 

初参加でちょっと緊張しましたが、驚いたことに、

皆さん熱心で出席率が高く、会場はぎっしり満席です。

議案に対する質問や意見もどんどん出ていました。

 

自治会の総会といえば、淡々と議案が読み上げられて

何度か拍手か挙手で議決して、あっという間に終わる、

というのを勝手に想像していたのですが、さにあらず。

活発に意見が飛び交う元気な自治会でした。

 

安心で快適な暮らしを続けていくためには、近所同士の

コミュニケーションや助け合い、信頼関係が必要です。

地域の一員として自治会活動に積極的に参加しよう、

と改めて感じた1日でした。

 

 

エンディングノートを書く目的。

エンディングノートは何のために書くのでしょうか?

 

大きく2つの目的があります。

ひとつめは『残された家族への思いやり』、

ふたつめは『人生の最終日まで充実して生きるため』です。

 

  • ひとつめの目的『遺された家族への思いやり』

たとえばご自分が、突然の病で意思表示ができなくなった、

あるいは事故に遭い不幸にも命を落としてしまった、と仮定

してください。嬉しい仮定ではありませんが、誰にでも

起こりうることですので、一度真剣に考えてみましょう。

 

その場合、

家族(配偶者、お子さん、あるいは親御さんかもしれません)は、

まず治療方法の選択をすることになります。そして不幸にも、

治療をしても意識が戻らない可能性が高い場合には、

延命治療をするかどうか選択を迫られます。

 

どんなことをしても少しでも永く生きられるようにするのが

家族としての愛情だ、という考え方もありますし、

自分の意志で普通の生活ができないのに医療の力で延命するのは

本人にとっては却って酷だ、という考え方もまたあります。

そして、この判断を家族に委ねること自体が酷だという考え方も

存在するのです。

 

延命治療によっていつまで続くかわからない医療行為を続けることは

家族にとって精神的な負担は小さくありません。また医療費の負担も

当然ながら伴います。

 

かといって、医療費がいくらかかるかわからないからという理由で

延命治療を止めたとしたら、罪悪感が残るかもしれません。

 

ここでもし「わたしが重篤な病状に陥ったときは、緩和ケア以外の

延命治療はしないでください」といった本人の希望があらかじめ

わかっていれば、い選択を家族にさせずに済みます。

 

エンディングノートに延命治療の希望や臓器提供の意思、

葬儀に関する希望、お墓のことなどを書いておくことによって、

残された家族の負担を少なくすることができるのです。

 

  • ふたつめの目的『人生の最終日まで充実して生きるため』

人生の最期をどんな風に迎えたいか考えたことがありますか?

 

自分の人生が終わりに近づいたと悟ったとき、

「やりたいことは全部やったし、行きたいところへは全部行った。

会いたい人にも会った。苦しいこともあったけど、今となっては

もう思い残すことはない。あー楽しかった!それでは、お先に!」

と笑って人生の幕を下ろしたい。わたしはそう思っています。

 

そう思えるために、今をどう生きるか。今日何をするのか。

 

最期の日から逆算してあと何日あるのかわかりませんが、

1日1日を無駄に過ごしたくないと感じるようになります。

 

自分の「死」について考えることは縁起の悪いことではなく、

「今をどう生きるか」考えることにつながります。

 

エンディングノートには、子どもの頃の思い出、家族や友人への

感謝の気持ちを書くことができます。両親から受けた愛情を

改めて思い出す人もいるでしょう。幼い頃の友情を思い出すかも

しれません。これまでの人生を洗い出してみることで、

自分の人生がいとおしく感じられます。

 

そして「これまで生きてきて良かった」と思えるでしょう。

辛い記憶が多い人ほど「今まで頑張ってきて良かった」と

自分を褒めたくなります。

 

そして、最期まで充実した人生を送るために、

これからの人生計画を立てたくなります。

 

エンディングノートを書く目的はふたつ。

ひとつめは『残された家族への思いやり』、

ふたつめは『人生の最終日まで充実して生きるため』です。

 

参考になれば幸いです。

         終活士 木本直美

 

 

エンディングノートの選び方・書いてはいけないこと

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相続で揉めやすいパターン

相続や相続準備のご相談を受けていて思うのは、

近しい人ほど揉めだしたらこじれるということです。

特にきょうだいと介護・看護をした場合に顕著です。

 

幼い頃からきょうだい間で違う扱いを受けてきた場合、

一旦こじれだすと、感情のもつれから尾を引いてしまいます。

 

「長男だから」就職祝いに新車を買ってもらったお兄ちゃん。

「長女だから」成人式の振袖を新調してもらったお姉ちゃん。

 

弟も妹も、その時は何も言わなくても、心の中にはいつも

お下がりだった記憶がひっそり残っているものですし、

最悪の場合は裁判までいってしまうこともあります。

 

「そんなことぐらいで権利を主張するなんて」とか、

「そんな昔の話で細かいこと言わないでよ」というのは、

幼い頃傷ついてないお兄ちゃんお姉ちゃんの言い分です。

 

問題は金額ではなく、心の問題なのですね。ですから、

親しき中にも礼儀ありといいますように、きょうだい間でも

相続においてはお互いの気持ちを察する作業が大切です。

 

残念なことに裁判までいくと、どちらが勝っても負けても

その後の付き合いはほとんどなくなってしまいます。

 

せっかく縁あって同じ家族に生を受けたのですから、

相続を機に縁切りなんてできるだけ避けたいものです。

 

もうひとつのパターンは、お義母さんやお義父さんの

介護をお嫁さんがしたにもかかわらず、いざ相続という段

になると部外者としてはじき出してしまうケース。

 

これは法的な権利がお嫁さんにはないだけに泣き寝入りに

なりがちです。あとあと人間関係にしこりが残らないよう

注意することをお勧めします。

 

最後に、きょうだい間で話し合って、親御さんの老後の

面倒を見た人が多めに相続すると決まりかけたところで、

少なめに相続する人の配偶者が平等な分割を求めるケース。

 

上記の例は、いずれも生前に正式な遺言書を書いておくか、

エンディングノートに希望する内容と根拠をはっきり書いて

おくことをお勧めします。

 

注意点は、エンディングノートにただ書くだけではなく、

関係者全員を集めて、

全員の前でエンディングノートを書いたことを話し、

書いた内容とその理由まできちんと説明して、

自分の死後、その希望を守って欲しいという思いを

「全員に」伝えておくことです。

 

エンディングノートは法的効力はないのですが、

この手順を踏むことでトラブル回避効果があります。

 

また、「遺言書を書けば遺族が揉めることはないだろう」

と思われがちですが、実は遺言書が元でトラブルになる

ケースも多いのです。遺言書は万能ではありません。

 

残された家族が苦しまなくて済むように、

エンディングノートを書くことをお勧めします。

 

 

エンディングノートの選び方

 

ポッカレモンの意外な利用法(その2/浴槽に)

この間、ポッカレモンを洗髪時のリンス代わりに使う

というブログを書いたら結構評判が良かったので、

すっかり気をよくしてもうひとつの利用法を・・・

 

一応申し上げておきますと、ポッカレモン以外の銘柄でも

おそらく何の問題もありません。

自分でやってないので無責任なことは言えませんが、

おそらく生のレモンを搾ってもきっと大丈夫です。

(果肉を取り除いて使うと良いと思います)

 

もうひとつの利用法とは、浴槽に入れる利用法です。

 

私は入浴する際、小さな軽量カップのような容器に

20ccほどポッカレモンを入れて持ち込みます。

 

洗髪後、洗面器にお湯を少し(深さ3cmぐらい)入れ、

ポッカレモンを10cc弱ぐらい入れて混ぜます。

(レモンは強酸性らしいので、必ず薄めてくださいね)

 

この時、10ccは容器に残ったままになっています。

 

髪全体にレモン果汁入りのお湯でリンスをしたら、

そのまますぐに残りのレモン果汁10ccを浴槽に投入します。

 

そしてそのまま自分も浴槽にどぼーんと浸かり、

浴槽の中で髪をすすぎます。頭のてっぺんから浴槽内に

潜ってしまってもかまいません。

 

浴槽でゆっくり温まった後は、浴槽の掃除を始めます。

手のひらで浴槽内をキュキュッとこすると、湯垢が

意外なほど簡単に取れてきれいになるんです。

 

全体をこすり終わったら栓を抜いて浴槽を空にします。

シャワーでさっと全体を流して浴槽の掃除は完了です。

あっという間です。だまされたと思ってやってみてください。

 

この利用法の効用は、大きく2つ。

  1. 人体の皮膚の表面は弱酸性の膜で守られています。薄めたポッカレモンで肌の表面が守られるのかどうか科学的な証明はしておりませんが、以前から悩みの種だった『ダニ感作』の症状が劇的に軽減しました。ムズ痒さから解放されて大満足です。
  2. とにかく浴槽の掃除が楽になりました。手のひらで軽くこするだけで、浴槽の内側が「ピカッ」となるんです。しかも後までさっぱりした感じ。洗剤もスポンジもいりません。楽ですよ~